記事一覧

ブレゲ マリーン オーラ・ムンディ タイムゾーンを瞬間移動する時計を実機レビュー

デュアルタイム オーラ・ムンディの最新作は、技術的な偉業なだけでなく、目の保養にもなる時計だ。

2022年 ブレゲ新作 コピー トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097BB_GY_9WU

トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097
Ref:7097BB/GY/9WU
ケース径:40.0mm
ケース厚:11.8mm
ケース素材:18Kホワイトゴールド
防水性:3気圧(30m)
ストラップ:ブルーレザー
ムーブメント:自動巻き、Cal.505SR1、毎時21,600振動、50時間パワーリザーブ、38石
仕様:時・分表示、10時位置にレトログラード式スモールセコンド、ブルー仕上げの18Kゴールド製ダイヤル、ロジウム仕上げのブレゲ針、ケースバンドに繊細なフルート装飾、シースルーケースバック

歴史の重みはブランドによって異なるが、ブレゲほど創業者の影が色濃いブランドはないだろう。スイスで生まれたアブラアン-ルイ・ブレゲは、フランス革命の前後にパリで財を成し、時計製造のほぼすべての分野で功績を残した。彼は時計製造史上、最も傑出した博学家といえるかもしれない。飽くなき実験家であり、時計製造の発明家でもあった彼は、デザインの才覚にも優れ(彼の時計のデザインや構成は、ジョージ・ダニエルズなど、歴史上偉大な時計職人にも影響を与えた)、自身の作品のマーケティングにさえ成功している。その一例がスースクリプション懐中時計であり、手ごろで高品質なタイムキーパーの注文を頭金で請け負い、残金は納品時に支払いを受けるというビジネスモデルである。

それだけに、ブレゲが複雑時計に取り組むと、控えめに言ってもプレッシャーがかかるのだ。ブレゲがデュアルタイムゾーンの複雑機構に取り組んだのは、2011年に発表された最初のオーラ・ムンディだ(クラシックコレクションとして発表)。オリジナルのクラシック オーラ・ムンディは、43mm×13.55mmとクラシックなブレゲとしてはかなり大きなサイズながら、伝統的なブレゲを踏襲した外観を備えていた。ブレゲは一般的に、すべての条件が同じだとすれば、より薄い時計を好む時計師と考えられているが、技術的な必要性があれば、彼はムーブメントに広いスペースを与えることも厭わなかった。


【関連記事】:20歳男性への誕生日プレゼント